結論からHelium 10にお金を払っている目的が広告なら、GloriadsはHelium 10 Adsのより良い代替です。自分で管理できて最短1時間ごとに動くルール、1クリックで元に戻せる仕組み、2%の手数料がない定額料金で、広告費$5,000なら月$459ではなく$139です。キーワードリサーチ、1時間単位のデイパーティング、WalmartやTikTokの広告が必要なら、Helium 10を使い続けてください。
Helium 10 Adsとは?
Helium 10 Adsは、Pacvue傘下の出品者向けソフトウェアスイートHelium 10の広告ツールです。以前はAdtomicという名前で、2025年にPacvueの技術で作り直されました。Sponsored Products、Sponsored Brands、Sponsored Displayのキャンペーンを管理し、2026年8月からはSponsored TVも対象です。
単体では販売されていません。Helium 10 Adsは、Helium 10を人気にしたリサーチ、リスティング、分析ツールとともに、Diamondプランにのみ含まれます。1つ下のPlatinumには、もう含まれていません。
自動化はAIが担います。Product Goalsと目標を設定すると、太平洋時間で1晩に1回、入札額を調整します。固定項目の5種類から選ぶルールを追加することもできます。
2026年のHelium 10 Adsの料金のしくみ
Diamondは月額$359、年払いなら月あたり$279です。これに加えて、Helium 10 Adsで管理するすべてのプロファイルの広告費の2%が、管理手数料としてかかります。
2026年3月以降、この手数料は最初の1ドルから、すべての広告費にかかります。Helium 10のヘルプセンターによると、Ads機能を実際に使っているかどうかに関係なくかかり、返金はされません。避ける唯一の方法は、広告費が発生する前にプロファイルをAnalytics-onlyまたはDisabledに設定することです。
手数料はアカウントの成長とともに増えます。月間広告費が$5,000なら月$100、$20,000なら$400が上乗せされます。成長への課税のようなもので、広告の成果が上がるほど支払いが増え、その月にツールが何をしたかは関係ありません。
Gloriadsは前月の広告費で決まる定額料金で、月$100,000までは割合での課金はありません。どのアカウントも、カード不要の14日間の無料トライアルから始まります。
出品者がHelium 10 Adsの代替を探す理由
レビューやフォーラムで繰り返し挙がる理由で、そのほとんどはHelium 10自身のヘルプページに書かれています。
- 2%の手数料。2026年3月以降はすべての広告費にかかり、ツールが何も変更しなかった月も対象です。
- 広告ツールのためにスイート全体の料金を払うことになります。安いプランにはもう含まれていません。
- 入札額の更新は1晩に1回です。朝にムダな費用が出始めたキーワードは、次の実行まで止まりません。
- AIには時間が必要です。Helium 10自身が、AIが良い結果を出すまでに30〜60日かかり、最初はACOSが高くなると説明しています。
- ルールとAIは併用できません。カスタム入札ルールを設定したキャンペーンは、AIによる自動化を使えません。
- 出品者アカウント専用です。ベンダー、KDP著者、Merch on Demandの出品者には対応していません。
Gloriadsの仕組みの違い
Gloriadsが扱うのはAmazon広告だけです。信頼するしかないAIの代わりに、読んで理解できるルールを実行します。ルールはIF、AND、OR、NOT、ELSE IFで、あらゆる指標・期間に対して書け、用意済みのテンプレートからでもゼロからでも作れます。4種類すべての広告に対応し、Amazonが許可する範囲で、入札額、予算、キーワード、除外、掲載枠、キャンペーンの状態を操作します。
ルールが動く前に、「今すぐテスト」で実際のアカウントに対して実行し、行われる変更をすべて一覧で確認できます。オンにすると、1時間ごとから3か月ごとまで、選んだ頻度で実行されます。ガードレールも備えています。入札額と予算の上限、変更と変更の間のクールダウン、ご自身で行った編集を7日間そのままにする仕組み、2つのルールが食い違った場合は最も安全な変更を採用する仕組みです。
すべての変更は、その原因となったルールと数値とともにアクティビティに記録され、1クリックで元に戻せます。ルールの実行全体を戻すことも可能です。除外したくないキーワードやASINのリストがあるので、ルールがどう判断しても、ブランドが除外対象になることはありません。
ルールのまわりでは、Helium 10 Adsが手作業に残す日々の作業をGloriadsがカバーします。スプレッドシートからのキャンペーン一括作成、キーワードの翻訳と入札額の換算つきで他のマーケットプレイスへコピー、ペース管理つきのマーケットプレイスごとの月間予算、そして接続したその日から14か月分の日別履歴を持つ、全マーケットプレイス・全広告タイプのダッシュボードです。
Helium 10のほうが向いている場面
Helium 10はツール一式がそろったスイートですが、Gloriadsは違います。商品やキーワードのリサーチにCerebro、Magnet、リスティングツールを使っているなら、Gloriadsはそのどれも置き換えません。
Helium 10 Adsには、WalmartやTikTokの広告、チャットで広告を変更できるAIもあります。Gloriadsには現時点でこれらがありません。APIとMCPコネクタはデータを読み取るだけで、変更はできません。どちらも1時間単位のデイパーティングがあり、Gloriadsのグリッドでは、オン・オフだけでなく入札額を時間ごとに10%〜900%で設定できます。
両方のいいとこ取りをする出品者も多くいます。リサーチには2%がかからないHelium 10 Platinum、広告にはGloriadsという使い分けです。
Helium 10をやめるときに残るもの、失うもの
キャンペーン、キーワード、入札額とその履歴はHelium 10ではなくAmazon広告のアカウントに属しているため、そのまま残ります。GloriadsはそれらをそのままAmazonから読み込み、日別の履歴を14か月分取得します。
Helium 10側に残るのは、同社独自のデータです。変更ログ、キーワード順位の履歴、AIの目標が該当します。解約するとHelium 10はこれらを削除し、Helium 10からAmazonアカウントの接続を解除すると、その広告履歴は完全に消去されます。保存したいものは解約前にエクスポートしてください。