Amazon FBAの利益の計算方法
販売価格から、1個にかかるすべてのコストを差し引きます。商品そのもの、Amazonへの納品、Amazonの販売手数料と配送手数料、保管料、そして付随する細かなコストです。残った額が、広告費を引く前の利益です。
例:$29.99で販売する商品があるとします。製造に$7、Amazonへの納品に$0.80かかります。Amazonが販売手数料$4.50(15%)、FBA手数料$5.50、保管料$0.15を差し引き、出荷準備と梱包に$0.50かかります。利益=29.99−7−0.80−4.50−5.50−0.15−0.50=1個あたり$11.54です。
利益=価格−商品原価−Amazonへの納品費−販売手数料−FBA手数料−保管料−その他のコスト
AmazonがFBA出品者に課す手数料は?
1個あたりにかかる3つの手数料と、出品プランの料金です。
- 販売手数料:売上ごとにかかり、合計金額に対する割合か最低額のうち高いほうです。カテゴリーによって異なり、ほとんどのカテゴリーで15%、多くのカテゴリーで最低$0.30です。
- FBA配送代行手数料:注文商品のピッキング、梱包、配送にかかります。商品のサイズと重量で決まり、正確な金額はAmazonのFBA料金シミュレーターで商品ごとに確認できます。
- 月間の在庫保管手数料:Amazonの倉庫で在庫が占めるスペースにかかります。販売個数で割れば、1個あたりのコストになります。
- 出品プラン:小口出品は1点売れるごとに$0.99、大口出品は月額$39.99です。月額料金は固定費なので、1個あたりには含めず、利益から支払います。
利益率とROIの違い
利益率は、利益を価格と比べたものです。$29.99の売上で$11.54なら、利益率は38.48%です。1件の売上のうちどれだけが手元に残るかがわかります。
ROI(投資利益率)は、利益を、Amazonで売れるまでに1個にかかった費用と比べたものです。商品と納品の$7.80に対して$11.54なら、ROIは148%です。お金がどれだけ効率よく働いているかがわかり、資金に余裕がないときほど重要になります。
広告の位置づけ:損益分岐ACOSとTACoS
広告費を引く前の利益率は、損益分岐ACOSでもあります。利益率が38.48%なら、ACOSが38.48%を超えた時点で、広告売上は赤字になります。
ビジネス全体で見ると、広告はすべての売上からTACoS(広告費÷総売上)の分を差し引きます。TACoSが10%なら、$29.99の商品1個で残るのは$11.54ではなく$8.54で、純利益率は28.48%です。
出品者が見落としがちなコスト
利益の出る商品を、トントンの商品に変えてしまうコストです。
- 自社倉庫までの輸送費と関税(商品原価に含めるべきもの)。
- Amazonへの納品費と、出荷準備やラベル貼付のサービス料。
- 返品と、販売不可の状態で戻ってくる商品。
- 売上の少ない月の保管料。同じ料金を、より少ない売上で負担することになります。
- 広告費。通常、商品原価に次いで大きなコストです。