AmazonのTACoSとは?
TACoS(Total Advertising Cost of Sales)とは、Amazonの広告費を総売上(広告売上とオーガニック売上の合計)で割り、パーセントで表した値です。TACoSが10%なら、総売上$100ごとに広告費が$10かかっていることを意味します。
ACOSが広告をその広告による売上と比べるのに対し、TACoSはビジネス全体と比べます。2つの数値は別々の場所から取得します。広告費はAmazon Adsのコンソールから、総売上はセラーセントラル、ベンダーセントラル、KDPから、同じ期間で取得します。
TACoSの計算方法
同じ期間の広告費を総売上で割り、100を掛けます。
例:ある月に広告費$500を使い、総売上が$5,000、そのうち$2,000が広告経由だったとします。TACoS=500÷5,000×100=10%。その月のACOSは500÷2,000×100=25%です。
TACoS=広告費÷総売上(広告+オーガニック)×100
ACOSとTACoSの違い
広告費は同じで、分母が違います。ACOSは広告売上、TACoSは全売上です。
- ACOS=広告費÷広告売上×100。広告が元を取れているかがわかります。
- TACoS=広告費÷総売上×100。広告がビジネス全体にかけているコストがわかります。
- 総売上には広告売上が含まれるため、TACoSがACOSを上回ることはありません。上回っている場合は、2つの数値の対象期間や対象商品が一致していません。
- TACoS÷ACOSは、売上のうち広告経由の割合です。上の例では10%÷25%=40%です。
TACoSの目安は?
どんな場合にも通用するTACoSの目安はありません。大切なのは時間とともにどう動くかです。総売上が伸びる間もTACoSが横ばいか下がっていれば、広告とともにオーガニック売上も伸びています。
総売上が横ばいなのにTACoSが上がっているなら、広告がなくても得られた売上を広告で買っているか、オーガニック順位が下がって広告がその穴を埋めています。
広告費を引く前の利益率を十分に下回るよう保ってください。TACoSは広告がビジネス全体にかけるコストなので、その後に残る利益でほかのすべての費用をまかなう必要があります。
TACoSを下げるには?
売上を伸ばさない広告への支出を減らすか、広告費をかけずに生まれる売上を伸ばすかのどちらかです。
- 無駄な広告費を削る:クリックされても売れない検索用語を除外キーワードに追加します。
- 目標ACOSを上回るターゲットの入札額を下げます。
- 自社ブランド名への広告が、広告なしでもオーガニックで得られる売上を生んでいないか確認します。
- オーガニック売上を伸ばす:商品ページの改善、競争力のある価格、そして広告売上が押し上げる検索順位。
新商品の発売時にTACoSが重要な理由
発売時は、ACOSが意図的に高くなることがよくあります。新商品に必要な最初の販売に費用をかけるからです。それが報われるかどうかはACOSだけではわかりませんが、TACoSならわかります。
オーガニック売上がついてくれば、総売上が広告費より速く伸び、ACOSが高いままでもTACoSは下がります。TACoSが毎週上がり続けるなら、その発売は売上を買っているだけです。